ジャガーメイル

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ジャガーメイル
Jaguar-Mail20111009.jpg
欧字表記 Jaguar Mail
香港表記 網絡電郵
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2004年5月8日(14歳)
登録日 2006年7月12日
抹消日 2014年5月9日
ジャングルポケット
ハヤベニコマチ
母の父 サンデーサイレンス
生国 日本の旗 日本北海道浦河町
生産 アイオイファーム
馬主 吉田和美
調教師 堀宣行美浦
競走成績
生涯成績 34戦6勝
内訳
(日本):30戦6勝
(日本国外):4戦0勝
獲得賞金 日本:4億1837万9000円
日本国外:2946万6200円
勝ち鞍 GI天皇賞(春)(2010年)
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ジャガーメイル英語: Jaguar Mail〈「ヒョウの鎧」の意〉、香港での漢字表記:網絡電郵〈「ウェブ電子メール」の意〉)は日本の元競走馬である。おもな勝ち鞍は2010年天皇賞(春)

戦歴[編集]

2007年[編集]

デビューは3歳未勝利戦も終了する寸前の2007年9月8日。歩様が悪く、未勝利戦には間に合わないという判断で地方に転出する話し合いが進んでいたが、この年の夏に流行した馬インフルエンザの影響で美浦トレーニングセンターから退厩できなくなり、やむなく調整を進めたところ、何とか仕上がったという背景がある。そのデビュー戦を、6番人気の低評価を覆して初出走で初勝利を挙げた。その後500万下を勝利し、有馬記念当日の第7競走グッドラックハンデでマイケル・キネーンを鞍上に迎えたが、着外に敗れる。

2008年[編集]

2008年は東京で陣馬特別、ジューンステークスを勝ち、10月12日に行われたオクトーバーステークスでは後のジャパンカップ優勝馬、スクリーンヒーローにハナ差だけ残して勝利し特別競走3連勝を飾ったが、重賞初出走となったアルゼンチン共和国杯では前走に続き再びスクリーンヒーローとの顔合わせになるも、斤量差が響いたのか同馬に1馬身半差の2着に敗れた。

続く香港ヴァーズはスクリーンヒーローがジャパンカップを勝ったことと、騎手に再びマイケル・キネーンを迎えたこともあり、前年の覇者Doctor Dino(ドクターディーノ)に続く単勝3.9倍と2番人気に推されたが、4コーナー後方2番手から追い上げたものの更に後ろにいたDoctor Dinoの3着に終わった。

2009年[編集]

2009年は京都記念からドバイシーマクラシックのローテーションが予定されていたが、京都記念には出走せず、天皇賞(春)から始動。レースでは後方で待機し、直線で伸びてくるものの5着に敗れた。続く目黒記念では実績のある東京コースで、1番人気に推されたが、勝ったミヤビランベリから5馬身差離され2着に敗れた。休養を挟んで10月の京都大賞典に1番人気で出走。後方から追い上げてくるも4着に終わった。続くアルゼンチン共和国杯でも前走同様の戦法をとったが、伸び切れず5着に敗れた。その後、香港に遠征し、12月13日の香港ヴァーズでは最後の直線のたたき合いから残り200mで先頭に立ったが、そこから伸びを欠き4着に敗れた。

2010年[編集]

第141回天皇賞(春)

2010年はダイヤモンドステークスから始動する予定であったが、左前肢フレグモーネのため出走を取り消した。代わりに京都記念に出走し、直線でブエナビスタに迫るも差し切ることができず、半馬身差の2着に敗れた。そして5月2日の天皇賞(春)は直線抜け出したマイネルキッツをゴール寸前で差しきり、重賞初制覇をGIで飾り、鞍上のC・ウィリアムズもJRA重賞初制覇となった。なお、天皇賞(春)を外国人騎手が制したは史上初のことであった。続く6月27日宝塚記念ではブエナビスタに次ぐ2番人気で出走、中団追走も直線で伸びあぐねて8着に敗れた。秋はステップレースを使わずに天皇賞(秋)へ出走し15位に入線したが、直線でエイシンアポロンの走行を妨害したとして18着に降着となった。

この後、陣営は香港ヴァーズの招待を受諾し、ジャパンカップ→香港ヴァーズという中1週のスケジュールを組むこととなった。ジャパンカップでは後方から追い上げたものの4着に終わった。香港ヴァーズでは道中は後方を追走し直線では最内を突いて伸びたが4着に敗れた。

2011年[編集]

2011年の春シーズンは全休し、10月9日の京都大賞典が緒戦。後方から脚を伸ばしたもののローズキングダムの4着。続く天皇賞(秋)はトーセンジョーダンの9着に終わった。続くジャパンカップは中団から追い上げて3着となった。12月25日有馬記念では、後方で待機したが直線で伸びず11着と大敗した。

2012年[編集]

緒戦の阪神大賞典では中団から脚を伸ばしたもののギュスターヴクライの5着。4月29日の天皇賞(春)は後方から追い上げたものの4着に終わった。レース後、左第1指骨剥離骨折を発症、3か月以上の休養を要する見込みとなった。半年の休み明けとなった天皇賞(秋)は7着に敗れた。続くジャパンカップも豪華メンバーがそろい、ジェンティルドンナの10着に敗れる。さらに二年ぶりの出走となった12月9日の香港ヴァーズでは単勝オッズ50倍を超える最低人気となったが、中団追走から、直線では豪快に伸び、連れてあがっていった勝ち馬レッドカドーとの叩きあいに惜しくも敗れたがハナ差の2着と大健闘した。

2013年[編集]

この年はダイヤモンドステークスから始動。58.5キロの斤量を背負わされるも上がり馬アドマイヤラクティの2着に入る。

2014年[編集]

2014年5月9日に競走馬登録を抹消された。引退後はノーザンファーム乗馬になる[1]

競走成績[編集]

年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2007.09.08 中山 3歳未勝利 18 014.4 0(6人) 01着 石橋脩 56 芝2000m(良) 2:00.6 (35.2) -0.1 (タケデンシルヴァン)
0000.09.30 中山 3歳上500万下 17 004.3 0(1人) 02着 石橋脩 54 芝2200m(不) 2:18.1 (36.2) -0.3 ビエンナーレ
0000.10.28 福島 3歳上500万下 16 002.6 0(1人) 01着 石橋脩 55 芝2000m(重) 2:03.8 (36.8) -0.3 (エーシントゥルボー)
0000.12.23 中山 グッドラックH 1000万 16 002.8 0(1人) 08着 M.キネーン 55 芝2500m(稍) 2:39.4 (35.8) -0.4 エフティイカロス
2008.01.06 中山 3歳上1000万下 16 002.7 0(1人) 04着 石橋脩 56 芝2200m(良) 2:14.6 (35.8) -0.6 トーセンクラウン
0000.05.04 東京 陣馬特別 1000万 14 005.2 0(3人) 01着 藤岡佑介 56 芝2400m(良) 2:25.8 (34.4) -0.0 (ミレニアムウイング)
0000.06.15 東京 ジューンS 1600万 15 005.8 0(3人) 01着 石橋脩 57 芝2400m(良) 2:25.9 (35.1) -0.5 (ニシノコンドコソ)
0000.10.12 東京 オクトーバーS 1600万 16 003.0 0(1人) 01着 石橋脩 58 芝2400m(良) 2:26.2 (33.2) -0.0 スクリーンヒーロー
0000.11.09 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 16 004.8 0(2人) 02着 石橋脩 56 芝2500m(良) 2:31.0 (33.4) -0.2 スクリーンヒーロー
0000.12.14 沙田 香港ヴァーズ GI 13 003.9 0(2人) 03着 M.キネーン 57 芝2400m(良) 2:29.1 (00.0) -0.0 Doctor Dino
2009.05.03 京都 天皇賞(春) GI 18 010.7 0(6人) 05着 安藤勝己 58 芝3200m(良) 3:14.8 (34.5) -0.4 マイネルキッツ
0000.05.31 東京 目黒記念 GII 18 002.4 0(1人) 02着 石橋脩 57 芝2500m(不) 2:39.8 (38.8) -0.8 ミヤビランベリ
0000.10.11 京都 京都大賞典 GII 14 002.8 0(1人) 04着 石橋脩 57 芝2400m(良) 2:24.7 (34.8) -0.4 オウケンブルースリ
0000.11.08 東京 アルゼンチン共和国杯 GII 18 003.8 0(1人) 05着 C.スミヨン 57 芝2500m(良) 2:31.4 (33.7) -0.5 ミヤビランベリ
0000.12.13 沙田 香港ヴァーズ GI 13 011.0 0(7人) 04着 C.スミヨン 57 芝2400m(良) 2:27.6 (00.0) -0.1 Daryakana
2010.02.14 東京 ダイヤモンドS GIII 15 - - - C.ルメール 57 芝3400m(良) 出走取消 - フォゲッタブル
0000.02.20 京都 京都記念 GII 13 015.9 0(3人) 02着 C.ルメール 57 芝2200m(良) 2:14.5 (33.3) -0.1 ブエナビスタ
0000.05.02 京都 天皇賞(春) GI 18 005.9 0(2人) 01着 C.ウィリアムズ 58 芝3200m(良) 3:15.7 (33.7) -0.1 (マイネルキッツ)
0000.06.27 阪神 宝塚記念 GI 17 005.1 0(2人) 08着 C.ウィリアムズ 58 芝2200m(稍) 2:13.7 (36.5) -0.7 ナカヤマフェスタ
0000.10.31 東京 天皇賞(秋) GI 18 014.6 0(5人) 18着[† 1] D・ホワイト 58 芝2000m(稍) 2:00.3 (36.0) -2.1 ブエナビスタ
0000.11.28 東京 ジャパンC GI 18 020.4 0(7人) 04着 R・ムーア 57 芝2400m(良) 2:25.3 (33.7) -0.1 ローズキングダム[† 2]
0000.12.12 沙田 香港ヴァーズ GI 14 010.0 0(4人) 04着 C.ウィリアムズ 57 芝2400m(良) 2:28.3 (00.0) -0.7 Mastery
2011.10.09 京都 京都大賞典 GII 8 004.1 0(2人) 04着 四位洋文 58 芝2400m(良) 2:24.3 (33.0) -0.2 ローズキングダム
0000.10.30 東京 天皇賞(秋) GI 18 053.2 0(9人) 09着 四位洋文 58 芝2000m(良) 1:57.4 (34.8) -1.3 トーセンジョーダン
0000.11.27 東京 ジャパンC GI 16 106.5 (14人) 03着 四位洋文 57 芝2400m(良) 2:24.5 (34.0) -0.3 ブエナビスタ
0000.12.25 中山 有馬記念 GI 13 077.1 (12人) 11着 四位洋文 57 芝2500m(良) 2:36.8 (34.2) -0.8 オルフェーヴル
201203.18 阪神 阪神大賞典 GII 12 031.6 0(4人) 05着 四位洋文 57 芝3000m(稍) 3:12.9 (38.2) -1.1 ギュスターヴクライ
0000.04.29 京都 天皇賞(春) GI 18 0062.9 0(9人) 04着 四位洋文 58 芝3200m(良) 3:14.9 (33.6) -1.1 ビートブラック
0000.10.28 東京 天皇賞(秋) GI 18 0131.1 0(16人) 07着 石橋脩 58 芝2000m(良) 1:57.9 (34.8) -0.6 エイシンフラッシュ
0000.11.25 東京 ジャパンカップ GI 17 0065.9 0(11人) 10着 W.ビュイック 57 芝2400m(良) 2:24.3 (33.3) -1.2 ジェンティルドンナ
0000.12.09 沙田 香港ヴァーズ GI 12 0131.1 0(10人) 02着 D.ホワイト 57 芝2400m(良) 2:28.7 (00.0) -0.0 Red Cadeaux
2013.02.16 東京 ダイヤモンドS GIII 16 0006.6 00(4人) 02着 F.ベリー 58.5 芝3400m(良) 3:32.3 (35.6) -0.4 アドマイヤラクティ
0000.04.28 京都 天皇賞(春) GI 18 0048.2 00(8人) 06着 戸崎圭太 58 芝3200m(良) 3:15.2 (37.0) -1.0 フェノーメノ
2014.03.29 中山 日経賞 GII 15 0154.2 0(14人) 09着 石橋脩 58 芝2500m(良) 2:35.2 (34.4) -0.8 ウインバリアシオン
0000.05.04 京都 天皇賞(春) GI 18 0279.2 0(17人) 16着 石橋脩 58 芝3200m(良) 3:17.0 (35.7) -1.9 フェノーメノ
  1. ^ 15着入線降着
  2. ^ 2着入線繰り上げ


血統表[編集]

ジャガーメイル血統ゼダーン系 / Northern Dancer 12.50% 4x4、Turn-to 6.25% 5x5) (血統表の出典)
父系

ジャングルポケット
1998 鹿毛
父の父
*トニービン
Tony Bin
1983 鹿毛
*カンパラ
Kampala
Kalamoun
State Pension
Severn Bridge Hornbeam
Priddy Fair
父の母
*ダンスチャーマー
Dance Charmer
1990 黒鹿毛
Nureyev Northern Dancer
Special
Skillful Joy Nodouble
Skillful Miss

ハヤベニコマチ
1992 栗毛
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
母の母
ターンツーダイナ
1978 鹿毛
*ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
*ナイスランディング First Landing
Pashmina F-No.1-w
母系(F-No.)
5代内の近親交配
出典

脚注[編集]

  1. ^ ジャガーメイルが引退 乗馬に”. サンケイスポーツ (2014年5月9日). 2014年5月9日閲覧。

外部リンク[編集]